「ホームドクター」「かかりつけ医」
最近、地域金融機関の経営層からよく出てくる言葉です。
ホームドクターを標榜する某金融機関の経営者の話を聞いたことがあったのですが、その定義は曖昧かつ情緒的なもので、ワタシの思うコンセプトとはかなり違うものでした。
地域金融機関の現場は「ホームドクター」であるべきというのはワタシの持論ですが、現場のホームドクター、本部の専門医、さらには外部の高度医療専門医との連携体制の構築について旅芸人ブログで発信しています。
改めて、
現場は「真の資金繰り支援」に注力すること。
真の資金繰り支援とは単なる資金供給にとどまらず、お客さまが事業に専念できる環境を提供することであり、事業実態や経営者の人となり等を熟知していなければできないこと。
こういうなかでお客さまとの真のリレーションシップができあがってくる、信頼関係ですね。
信頼関係があるから事業に関わる相談がある、相談に乗ることでお客さまの課題が共有できる、何をすべきかわかる。
難易度の低いものは現場で対応できるが、それ以外は専門医に速やかにつなぐ。
ここまでが現場の仕事、ホームドクターの仕事です。
ゼロゼロ融資を出して一丁上がり、あとは連携先丸投げで本業支援と嘯く、こんなのはホームドクターじゃありません。
ヤブ医者です。いや、偽医者かも。ー