海外金利上昇による金融機関の有価証券運用への打撃は地域金融機関だけの問題ではありません。
本日の日経電子版「大手銀行、外債の含み損拡大に警戒 前期決算は堅調」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB106KT0Q2A510C2000000/
にある、りそなHDとみずほFGのトップのコメントは対照的です。
〜時価評価した資産が簿価を下回り、回復の見込みが乏しい銘柄を中心に22年1〜3月期で約550億円を損失処理した。(中略)南昌宏社長は「機動的な対応が遅れたことは反省点だ」と振り返る。
〜「このまま一本調子に上がっていくわけでない」(みずほFGの木原正裕社長)
地域金融機関のみならず大手行にも、そして中央銀行も金融当局にも、本格的な金利上昇の経験値のある人たちはほとんどいません。