保有株式の配当収入が半端ないことから、業界内で羨望の的になっている地方銀行が京都銀行ですが、
その京都銀行が、6月3日の日経全国版の記事「地銀「眠る資産」活用~ 北国FHDや京都銀、保有株売却など 新興へ投融資の原資に」で取り上げられました。
https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20220603&ng=DGKKZO61387540S2A600C2EE9000
~「京都銀行は任天堂や日本電産など地元の企業を創業当初から支援したことがきっかけで、大量の株式を保有している。こうした株式の一部を売却し、別の分野の融資などに回す。計画では政策保有株の売却を直近5年よりペースを速めて、今後3年程度で160億円ほど売却する。22年3月期末の簿価の10%に相当する。」(記事より)
~「京都銀は英投資ファンド、シルチェスター・インターナショナル・インベスターズから特別配当の実施を求められている。京都銀の株式の含み益(22年3月期は8887億円)が同行の時価総額(約4400億円)を上回っていることを踏まえ、政策保有株について『顧客との関係維持に必要なものではない』と迫った。」(記事より)
売却益は「サステナビリティー(持続可能性)関連融資や創業・事業承継のファンド、株主還元に充てる。」(記事より)とありますが、シルチェスターには過疎化の進む丹後地区(←京都銀行のルーツです)の活性化投資も後押ししてもらいたいものです。(無理か、、、)