昨日、本日と日経北海道版に渡島信用金庫の取り組みが上下に分けて、描かれています。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO61294970R30C22A5L41000/
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO61325760R00C22A6L41000/
NIKKEI Financialのセレクションですが、力作です。
渡島信用金庫の本店は北海道南部の森町にあります。
デパートの催事でも人気の函館本線・森駅の駅弁「いかめし」は全国津々浦々よく知られていますが、この記事で信用金庫も全国区になるかもしれません。
渡島信用金庫の取り組みの歴史から、金融行政の変遷を浮き彫りにしている観点からも、必読の記事です。
〜それは時代の流れでもあった。リーマン・ショックで地域経済が再び冷え込む中、リスケ容認に転じていた金融庁が悩んでいたのは「地域金融機関による本業支援」。取引先が本業を回復させ、融資返済の原資を稼ぐように再生しなければ、リスケは単なる破綻の先送りになってしまう。時間的猶予を使い、取引先が稼ぐ力を回復するところまで金融機関が踏み込んでサポートするよう求めた。09年に金融検査マニュアルを改正し、11年に監督指針も改正した。地域商社参入が明確に解禁されるのは2010年代後半の監督指針改正を待たなければいけなかったが、「取引先の本業を支援する」という方向性を打ち出していたことが、渡島信金の地域商社参入にとって追い風だったのは間違いない。(2日「銀行より強い信金 渡島信金(下) 」より)
ここにある「2011年の監督指針の改正」は大きな転換点だったと思います。西田直樹さん(のちに審議官)の渾身の作で、リレバンは属人的イベント的ではなく「組織的継続的でなければならない」こともここに盛り込んでもらいました。
リレバンがもうからないというのは組織的継続的にやっていないから、本気度がないから。リレバンは正しい儲け方」
旅芸人ブログのいつもの主張です。