車窓とかすかに聞こえるレール音を副菜に据えた食堂車は、タイヤの会社の星つきレストラン(あまり行ったことありませんが)に負けません。
学生時代は予算的に敷居が高く、座席で駅弁か、駅の立ち食いそば。
たまに食堂車に近寄っても、隣のビュッフェカーでカレーを食べる程度。
食堂車に座って食事をゆったりと楽しむというのは、親と一緒の時だけでした。
社会人になってから、やっと自分の財布で寝台特急ブルートレインの食堂車を利用できるようになりました。
北斗星やカシオペア、そして東海道新幹線の2階建車両(100系)にある食堂車にもしばしば行きました。
海外にいたときは、ロンドン~エジンバラの「フライイング・スコッツマン」、パリ~リヨンでは「ル・ミストラル」、フランス→スイスは「オリエント急行」、さらにはマドリッド~パリの「タルゴ」でも。いずれも座席でテーブルセッティングされ、食事を楽しむことができました。
金曜日に訪れた鉄道博物館の中にある日本食堂のレストランは、食堂車の内部を再現したイメージです。
メニューのなかから選んだのは、かつて食堂車でよく食べたデミグラーソースのハンバーグ。
ごちそうさまでした。