秋田県北部、世界遺産の白神山地と接する二ツ井町。
平成の大合併により能代市の一部となっていますが、秋田杉の町として小学生の頃から知っていました。
いまも日本一高い杉があるようです。
~秋田杉の里・能代市二ッ井町にある高さ58m、直径164cmのスギで推定樹齢は250年です。材積40mのこの木一本で55坪の家を立てる事ができ、その推定価格は数千万円とされています。秋田営林局が平成7年から8年にかけて、国内各地の高いとされている杉を実測したところ、実際にはどれも50メートル程度であったため、晴れて日本一を宣言しました。 この日本一の杉がある仁鮒水沢スギ希少個体群保護林は、広さ約18ヘクタール、平均樹齢は250年、約3千本の天然秋田杉があり、直径1メートル、高さ50メートル前後の巨木が林立しています。「日本一の杉」ばかりではなく、林そのものも日本を代表する超一級の杉美林です。(能代市ホームページより)
森林王国・秋田県には、かつて多くの森林鉄道があり、最盛期の昭和22年(1947)には、秋田営林局管内全体で163路線、総延長1,218.7kmに達した(東北森林管理局のホームページ、「仁別森林鉄道」の項より)とのこと。
秋田県最古の森林鉄道は、二ツ井の仁鮒(にぶな)森林鉄道(1913~1971)です。
残念ながら秋田営林局内の森林鉄道に乗車する機会はありませんでしたが、木曽の森林鉄道(上松⇄二子持)に乗っています。
1969年3月ですから、半世紀以上前です。
さて、二ツ井ですが、この地名が身近になったのは1971年。奥羽本線のSL撮影の名所、二ツ井~前山の複線化にともなう新線への移行でした。
さすがにハカセは移行の3日前(1971年8月1日)に同区間で写真を撮っています。
森林鉄道の雰囲気を今でも味わうことができるのは台湾の阿里山。
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