26日の日経電子版、豊和銀行(大分市)頭取・権藤淳さんのインタビュー記事です↓
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOJC112FX0R11C22A0000000/
地域密着型金融の王道を着実に歩むことで、公的資金を期限内に全額返済するとの意気込みが、文面からひしひしと感じることができて、とても嬉しいです。
「2014年に90億円の公的資金をいったん返済し、新たに160億円が注入されました」との記者からの質問に対し、
~「期限内に全額返済することが当行の最も重要な経営課題だ。完済に向けてあらゆる施策を動員し、内部留保の確保に努める。資本増強のために06年に最初の公的資金90億円が注入されるにあたり、60億円分の優先株式を地元企業や個人などに引き受けていただいた。『お客さま第一』を愚直に貫けば、大分になくてはならない銀行だと思い続けてもらえると信じている。(記事より)
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ワタシは10年間(2019年まで)、金融庁において、金融機能強化法による公的資金を導入した銀行十数行の機能強化計画書を審査していたのですが、
返済原資を積み上げることに躍起になり、金融機能強化法の精神から逸脱する、とても顧客本位とはいえない姑息な業務運営をコソコソやるような銀行も少なからずあるなかで、権藤さんの経営には常に清々しさを感じていました。
豊和銀行は間違いなく、公的資金(金融機能強化法)を導入した銀行のなかでの模範的存在です。
権藤さんは本年6月の日経フィナンシャルでも登場しています。
また、2019年のジンテックセミナーにおいて、権藤さんが説明した豊和銀行の取り組みに感銘を受けた視聴者は多いと思います。かく言うワタシもそうです。
顧客本位の徹底、
行員さんたちも生き生き、
これが権藤さんのビジネスモデルです。