「大量離職に歯止めはかからないだろうな、こんなんじゃ」
31日の日経電子版「地銀が離職対策、十六FGは35歳で部長も 人的投資の波」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB282YW0Y3A120C2000000/
の読後感です。
地銀の離職防止対策として、
“給与アップ、脱年功序列の抜擢、キャリアパスの多様化”
があげられていますが、これらだけで問題が片づくとはとうてい思えません。このような昭和、平成のやり方では効果は限られています。
コメント欄で野崎教授が指摘する通りです。
「人事制度を考える前に、地域における経営的ミッションの見直しが先ではないでしょうか。」(野崎さんのコメント)
そうです。もっと明快に言えば、
「経営理念」と「現場がやらされていること」が異なる二枚舌経営を直ちに是正しない限り、大量離職を止めることはできません。前者は真の顧客本位、後者はなんちゃって顧客本位(金融機関自らの利益優先)。
この点は以前から旅芸人ブログで警鐘を鳴らしているところです。