🚩見る方向で姿が違う

〜「これまで銀行員は日々の業務に追われて顧客の課題解決にリソースを割ききれなかったが、逃げずに続けてきた結果が表れ始めてきている」

〜「リーナル式コンサルはプロダクトアウト(銀行目線)型ではなくマーケットイン(顧客目線)型の銀行を体現している。手数料を追い求めるのではなく、顧客の課題を解決に導いた結果として収益が増えるのが理想で、業績への貢献も着実に出始めている」

〜「本業支援チームには件数や収益などのノルマは課していない。課題をどれだけ見つけたのか、その課題をどう解決に導いたのかという点で評価している。そういう意味では目指すべき銀行の姿に徐々に近づいてきている」

膝を打って読みました。

いずれも、

今朝の日経電子版「りそな銀行、100社超の本業を集中支援 コロナ後見据え」

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF138S10T10C23A1000000/

にあったフレーズです。

方角により景観が異なる山があります。たとえば、伯耆富士・大山(だいせん)は、米子からと蒜山からとではまったく別物に見えます。

かつて、ある人(→りそなの関係者ではありません)が言いました。

「膨大な公的資金を返済した後の『りそな銀行』は、西から見るのと東から見るのとでは姿が違う」

~関西みらいフィナンシャルグループ(FG)は中小企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)支援を2022年度にも事業化する。持続可能性...
以下の言葉に注目しました。 〜「顧客に伴走型で寄り添う取り組みを『みらいスタイル』と呼ばれるまで進化させ、他の社員が憧れる存在になっ...

バブル前夜に親しくしてもらっていた大和銀行の人たちのことを思い出しています。

コメント

  1. K司 より:

    私も大和銀行のかつての姿を思い出しました。
    大阪にも早くから店舗を展開していた弊行の前に立ちはだかるのは常に大和銀行でした。
    ほとんどの地公体の指定金融機関も大和銀行であり、本当に大阪府の巨大地域金融機関でした。長年お客様に寄り添ってきたお客様の大きな信頼は太刀打ちできるものではなかったです。
    その後、りそな銀行になり公的資金を入れてからの元大和銀行は見る影もなく、大和銀行のお取引先は我々にとって豊饒なマーケットになりました。
    そのりそな銀行がかつての大和銀行の姿を取り戻そうとしているのは、弊行にとっても戦々恐々とする事態ですが、一方いい刺激になり結果として地域にとっては大きなベネフィットになり良いことだと思います。
    他の地域金融機関もこれに触発されてマーケットインの経営に舵を切ってくれれば良いのですが・・・。