🚩知財活用で顧客支援とは

静岡県のイノチテラスの件以来、「知財・無形資産に着目した融資」の動向を注視しています。

昨日のブログ「イノチテラス~無担保の大型創業資金調達(知財・無形資産に着目)」には、多くの方からご意見、ご感想をいただきありがとうございま...

2日の日経電子版に、

「知財活用で顧客支援」

との表題で長野県信用組合の取り組みが掲載されており、前のめりになって読みました。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC170ZH0X10C23A5000000/

〜長野県信用組合(長野市)が知的財産を活用した取引先の本業支援に取り組んでいる。特許技術の紹介を手掛ける企業や公的機関を顧客に紹介し、新商品開発を後押しするなどしてきた。経営課題の解決手段として知財の有用性を伝えるため、連携先と協力してセミナーの開催にも取り組む。(記事より)

→ あれっ、知財をお客様に知っていただくための機会(セミナーなど)を作るということのようです。以前から、中小企業家同友会や商工会などが全国各地で行なっている活動と同様の話ですね。

〜重視するのは本業支援の幅を広げて顧客の信頼を獲得することだ。独自の本業支援で競合との違いを打ち出し「融資を受ける金融機関を決める際に選ばれるようになりたい」と話す。(記事より)

→「選ばれるようになりたい」、どうやら、知財・無形資産に着目して「無担保で融資をする」というイノチテラスの案件とはまったく別物のようです。

〜知財分野の連携拡大には、同信組の職員の能力を高める狙いもある。(中略) 林氏は「非財務情報である知財を評価する力を身につけることで、企業の将来の成長性を見越した融資ができるようにしたい」と説明した。(記事より)

→ そういうことだったんですね。

金融機関である以上、融資をするかがポイント。

それを実行した、それも新規創業資金のところで実行したイノチテラスとは次元が違います。

それにしては、イノチテラスの方は全くメディア報道されません。

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コメント

  1. 諏訪信用金庫ビジネスサポート部 奥山真司 より:

    素晴らしい外部の専門家の皆さまと連携させていただいておりますが、専門家の皆さまの精度が高くなってきていることを実感します。

    専門家の皆さまの精度が上がる度に思うことは、我々も融資に対する精度をさらに上げていかなければならないと実感しております。

    選ばれるのを待つのではなく、日々積極的に且つ本気で事業の「挑戦」「維持」「再成長」への輸血の専門家として、本業を邁進したいと考えております。