ワタシの信頼する、ある信用保証協会の幹部の方からうかがった話が、とても納得感があったので紹介します。
~1998年の金融危機時の金融安定化特別保証では多額の国税投入となったことから注目点は「回収の最大化」。2001年、保証協会サービサーを設立。
~2008年の経済危機時の緊急保証では、金融円滑化法による「条件変更」に力点(経営改善の時間軸の確保)。
~2020年のコロナ禍のゼロゼロ保証では経営環境の激変を受けて「経営改善支援」が最重点施策に(「挑戦する中小企業応援パッケージ」など)。
同じ全額保証でありながら、信用保証協会が注力すべきポイントは大きく変化しています。
「回収」→「条件変更」→「経営改善支援」
しかるに、1998年の金融安定化特別保証の時代のまま、まったく進化していない、化石のような信用保証協会も少なくありません。
化石協会が放置されていることは、この業界のガバナンスの甘さと表裏一体です。
信用保証協会のガバナンス強化を喚起すること、行政サイドの出番です↓