「護送船団」、
金融機関の競争を制限していた時代によく使われた言葉です。
これは平成初期までの話。
でも、
この遺物が今も残っている化石業界があります。
???
「P県信用保証協会はやりすぎだ」
信用保証協会の長老たちの会合で、こんな話が出たそうです。
中央組織からの出席者もこれに異議を唱えない。
護送船団そのものです。
こういう人たちは
信用保証協会には競争がないとたかをくくっているようですが、とんでもない。
あなたたちには競争相手、いるんですよ。
それは、他地域の先進的な取り組み(経営支援業務です)をしている顧客本位の信用保証協会です。
信用保証協会に関するメディアなどの情報は限られており、それぞれの事業者は他の地域の信用保証協会の取り組みをまったく知りません。
ここまで二極化している現状、レイジー協会の地域の事業者は、先進的保証協会の顧客本位の取り組みを聞いたら愕然とするに違いありません。
いずれは知るところとなり、事業者サイドからプレッシャーがかかってくるでしょうし、
行政サイドもこの状況を放置することはないでしょう。
令和に残る護送船団、風前の灯です。