2026年に「八十二長野銀行」が発足します。
15日の日経電子版「『八十二長野銀行』26年発足 46店舗を移転・統廃合」↓です。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC159QZ0V11C23A2000000/
本合併については、当初より人的資本の有効活用、人材の再配置といった点が経営陣より強調されており、
従来の同一地域での地銀合併とは一味違う印象を持っていました。
2022年9月28日、日経電子版「八十二銀行と長野銀行が統合へ 人材融合でサービス強化」から抜粋です。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC28APC0Y2A920C2000000/
ーー統合で具体的にどのような効果が期待できますか。
松下氏「銀行法の改正などを受けて我々は投資専門子会社など様々な子会社をつくってきた。地域の高齢化が進むなかで信託業務などにも力を入れているが、人材が不足している。長野銀は中小企業診断士など公的資格を持つ人も多く、融合することでお互いに刺激を受けることができる」「店舗の統廃合など具体的な取り組みは統合準備委員会で協議していくが、人的なリストラは全く考えていない。」
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確かに新分野などでの人材需要は大きく、頭数はさておき人材ミスマッチをどのように解消するか、至難の業ですが、新銀行のチャレンジに期待したいところです。
ワタシの知る限り、
労働集約型の地域金融を追求する過程で、人材不足となり、同一地域における金融機関との合併という選択をした事例はひとつしかありません。