2年前に東北銀行がフィデアHDとの経営統合から離脱したときに、
資本統合を解消して、単独で「地元重視」を貫こうとするのなら、抜本的な施策を出さねばならないだろうと、このブログで書きました。
シェアードサービスや非上場化などで非対面部分のコストを抜本的に削減、一方で営業現場を手厚くし、業績評価や人事制度をお客さま本位に再構築することで、真の地元密着型金融を究め、お客さまの支持を受け、行員は働きがいをもってお客さま向かい合うという流れを作るしかなかったと思います。
「施策を作るのは容易ですが、これを現場の全体運動として持続させていくには、まずは経営陣の不退転の決意、そして、お客さま、従業員に対する説明力とリーダーシップが不可欠です。これらがなければ絵に描いた餅ということです。」(ブログより)
それから2年、東北銀行の施策を注視しているのですが、根本的にそれ以前とほとんど変わっているようには見えません。
結局、フィデアHDからの離脱はなんだったのか。
本日のフィデアHD傘下の荘内銀行と北都銀行の合併の報道に接して、思ったことです。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC251Q70V20C24A1000000/