地銀決算が出揃いましたが、これを踏まえ来月には恒例?の週刊誌のランキング特集が出てくるのでしょう。
業界関係者に聞くとそれなりの売り上げが見込めるとのことで、梅雨時の定番なのだそうです。
今年は有価証券運用、とくに「その他有価証券」のところにフォーカスされるんでしょうね。
100を越える地銀データの抽出作業のところはお疲れ様なのですが、解説や有識者コメントのところは、往々にしてワタシの考えるところとギャップがあります。
地銀再編というのが結論にあるからです。
旅芸人ブログの地銀再編に関する考え方は一貫して↓
5年前に発信したものです。
そもそも、
再編すれば苦境に陥っている地銀は良くなるのでしょうか。お客さまや従業員は、、、
もちろん、
合併や持株会社形態での資本統合をやらねばならない局面があることは否定しません。
資本が毀損して地域を支えることができなくなる地銀の資本強化のための一つの選択肢だからです。
とはいえ体力のある地銀が救済するかどうかというと、いま体力のある側も将来の不確実性から他行の面倒を見るとは思えません。
有価証券運用の状況からして、「ポストコロナ対応という目的のため」に資本強化を考えねばならない地銀が今後出てくることは否定できないでしょう。
そうなると「コロナ対応の公的資金導入」の可能性リストが誌面を賑わすことになるかもしれません、苦笑。