4月10日のブログ「ミスターリレバン、現場に出る」に登場するXさんに連絡して、10年ぶりの支店の第一線での感想を聞いてみました。
「地域密着の理念を貫き、お客さまのために行動した行員のことは、お客さまは何年経ってもしっかりと覚えて下さっています。一方、プロダクトアウトの営業に心血を注いだ行員の話など全く出てきません。」
やはり、そうですか。
リレーションシップ・キャピタルを積み上げた人間と、自己中心のプロダクトアウトの押し込みセールスでリレーションシップ・キャピタルを毀損した人間との、組織に対する貢献の差は歴然としています。
地域金融機関では往々にして後者のタイプの人間が出世するのですが (忌々しいことに)、Xさんによれば前者として名前が上がった方は、その後、行内でも順調なキャリアパスを積み重ねていったとのこと。
Xさんの銀行の人事はしっかりしているようです。
ホッ
コメント
お客様から「取引金融機関の個人名が挙がるのかどうか」は、是非、金融庁の中小企業ヒアリングでも採用して欲しいですね。自然と個人名が挙がるようなのであれば、共感関係が築かれていると考えられます。