昨年末、日経北陸版で連載(4回)された「北国FHD、変革の実相」が、
本日の電子版で、
「北国フィナンシャル、持ち株会社化で変革 まとめ読み」
として、UPされました。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC242D70U2A221C2000000/
改めて読み通してみると感慨深いものがあります。
さて、
昨年後半は地銀株が続伸しましたが、
年末の日銀の政策変更?で全面高となったものの、それ以前は変革や成長戦略が株式市場にとって見える地銀と、そうではない地銀とで完全に二分化されていました。
前者の典型が北国FHDであり、6月にはPBRトップに躍り出ています。
年末の終値ベースでPBR0.5倍を超えている地銀は5行(グループ)。
大都市圏を地盤とする、千葉、福岡、静岡、横浜と北国FHDです。
杖村さんの次の一手を期待するとともに、エッジの効いた変革路線を示す新たな地銀の到来を楽しみにしています。
エッジを効かせるという意味では、県内全域で全方位経営(多少の強弱があるものの)を余儀なくされる地域トップ地銀よりも、二番手以降の金融機関が優位な立ち位置にいるのですが、
いまのところその優位性を活かした「尖った金融機関」は協同組織金融機関の中に数えるほどしかありません。二番手三番手地銀の中からは見えてきません。
全方位を余儀なくされるトップ地銀であっても、メリハリをつけて尖らせる部分を鮮明にすることが求められます。
見栄と横並びにこだわる人たちとのお付き合いはほどほどにして、
年男(還暦から数えて12歳を迎える)の旅芸人は、引き続き「尖ろうとする地域金融機関」を応援してまいります。