10年あまり前、盛岡市の老舗百貨店・川徳のプーアル茶専門店を訪れたことがあります。
昨年末に、その川徳の経営再建策が決まりました。
ご多聞にもれず東北の百貨店も厳しい経営環境に直面しており(東北には百貨店が消滅した県もあります)、コロナ禍でそれが加速する中、岩手銀行を始め地元銀行と2つの政府系金融機関が再生支援を決断したことは、地元事業者の中からも高い評価を受けているようです。
~ある地銀の頭取は「保有債権を簿価を下回る価格で売却することは苦渋の決断だが、岩手県内小売りの雄である川徳の再建が遅れれば小売り全体の地盤沈下につながりかねない」と胸の内を明かす。(日経記事より↓)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC200LU0Q2A221C2000000/
~主力行の岩手銀行のほか、北日本銀行、日本政策金融公庫、商工組合中央金庫、ルネッサンスキャピタルの支援を受ける。(日経記事より↓)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC294FS0Z21C22A2000000/
「メインバンクが経済合理性一辺倒じゃなくて本当に良かった」
ある地元企業の経営者の発言です。