以前より、全国各地の経済産業局による信用保証協会に対する検査監督について、問題意識を持って注視しています↓
とくに、今や国策ともいえる事業者支援において、信用保証協会の経営支援業務への、主務官庁である各地の経済産業局の対応が気になるなか、
ある地域での経済産業局の最近の検査に関する情報が入ってきました。
詳しくは書きませんが、個別案件の資金使途に関する検査の由。
あえて言います。
この時期に重箱の隅をつつくような検査をやる神経、全くもって理解できません。
いまやることは、経営支援をしっかり取り組んでいるかという視点での「対話」じゃないですか。
対話をする能力が足りない(→失礼)から、重箱の隅検査をやる、、、最悪
◯◯経済産業局に喝。
コメント
資金使途の検査とは?今のこの時期に目的は何なのでしょうか。
本来的すべきは、多胡先生の言う通り事業者支援にどう取り組んでいるかを検査すべきです。
ところで12・22のニッキン1面で「増える社保滞納差し押さえ」の記事で、「そもそも納めるのが義務、滞納金の肩代わりはありえない」すごいのは、滞納先の多くは「ゼロゼロ融資の新規先」「ゾンビ企業まで経営改善指導する意味があるのか」さらに「回収見込みがない企業は市場から撤退してもらうことが重要」と信金や銀行関係者の言です。ここから感じるのは、直接顧客と対する金融機関自体がお客さんと対話をする気が無いんだと言う実態です。こうした自己責任だけ強調する世の中はいいわけありません。先が真っ暗です。そして悲しかったのは、同紙7ページの信組トップの全信組連への要望の上位3つがシステム、有価証券運用、マネロンで「組合員支援」という言葉がなかったこと。信用組合は共助の組織のはず。それがただの経営体になってしまったのかと思えてしまったことに非常な寂しさを感じます。