地方銀行と郵便局の共同窓口がいよいよ実現します。
~南都銀行は26日、店舗ネットワーク再編に伴い既存店舗を閉鎖する奈良県黒滝村で、郵便局内に共同窓口を設置すると発表した。運用は3月26日から。地銀の手続き事務を郵便局で受け付け、取り次ぎする仕組みは全国初。(本日の日経関西版)
2017年から東京の新宿郵便局において、日本ATM株式会社が「銀行手続の窓口」を開設、地域銀行(現在31行) の個人顧客に対して、住所・氏名変更などの手続事務の受付サービスを提供していますが、この仕組みの応用と考えられます。
この流れは、過疎地を抱える多くの地域銀行にも広がっていくでしょう。
昨年来、日本ATM株式会社の経営の方からお話を聞く機会があるのですが、同社の提供するインフラ、ネットワークの中に、地域金融機関の効率化、生産性向上の材料はたくさんあると感じています。
ただ、地域銀行が自前主義やメンツにこだわるかぎり、この可能性が消滅することは間違いありません。
コメント
「対面を重んじる金融機関・店舗」と「効率化を重んじる金融機関・店舗」ということで考えてみると、いろいろな道がありそうですね。南都銀行は地域のGDPにコミットメントしているということで、効率化によって浮いたリソースがどこに用いられるのか。興味深いですね。