青森の海の幸は凄い

  松江から東京を経由して青森に着きました。

  鉛色でどんよりの松江、青空の東京、雪に埋まった青森と、同じ日本でありながら、まったく異なる景観に改めて驚きます。

  青森空港の発着はかなり乱れておりましたが、幸い搭乗した飛行機は大きな遅れもなく着陸しました。雪かきをしてもすぐに降り積もるというイタチごっこで、空港の職員の方々もさぞやご苦労が多いものと推察します。

  青森空港から市内に向かう道路の温度表示計は零下9度を示していました。

  さて、

  青森県というとどうしても「りんご」のイメージが強いのですが、海の幸が全国でもトップクラスだと思います。青森県の海の幸の強みは豊富なバリエーションです。少なくとも私が定期的に訪れている地域の中では間違いなくナンバーワンだと思っています。

  青森の海産物だと、大間のマグロ、ホタテ、シジミが目立っていますが、これだけではありません。 

  北海道の魚介類は人気があるのですが、これらの食材はすべてと言っても良いほど青森でも水揚げされますし、本州の各地で揚がる魚介類はほぼもれなく青森にも入ってきます。

  青森市の寿司屋さんに行くと数多くのネタが並んでいるのにびっくりします。

  また、弘前市には、海の幸、山の幸の素材を活かした洋食屋さんが沢山あります。

  いままでの観光というと、主役は風景や箱物、それに温泉であり、そこでの食べ物も美味しいという組み立てでした。十和田湖やねぶたの記念館も悪くはないのですが、これだけではリピーターは取れません。

  リピーターを確実につかんでいこうとするのならば、食べ物の強みを全面的に前に出すべきで、「美味いものを食べに行くところ」というコンセプトで勝負すべきだと思います。

  今晩は、青森市のお寿司屋さんで、このような視点から、地元企業の経営者の方とじっくりと話をしておりました。

  毎月、青森に来ておりますが、来年も「青森詣で」を続けていくつもりです。


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コメント

  1. kochan1026 より:

    その翌日(今日27日)、松江から米子、倉吉にかけて快晴となりました。最近は冬の気候が少し変わって山陰でも晴れの日が増えたのかも知れません。列車の進む南側には大山の白峰がくっきり、そして北側には日本海…何と彼方に隠岐の島の小さな山の峰がくっきり。これは初めての経験でした。もっと暖かい季節だと水平線近くに陽炎が立つようになるのか、低いところから隠岐の島を見た記憶がありませんでした。

  2. 芸のない旅芸人 より:

    kochanさま

    日本海の向こうに隠岐の島が見えるというのは、珍しい風景ですね。

    以前から、山陰と東北は良く似ていると思っていましたが、昨日のような青森の寒波を経験しますと、とても似ているとは言えません。

    とにかく寒かったですわ。