週末、乗り鉄紀行です。
北海道の旭川 (新旭川駅が起点) と網走を結ぶ石北本線は何度も往来しました。
思い出深いのは夜行急行列車「大雪6号」です。
石北本線の夜行列車の運転は 2006年に終了しましたが、初めて乗った時は SLが牽引していました。
三十数年前に網走、紋別と金融機関回りした時には、当時札幌支店にいた畏友 Sさんと合流し、夜に網走入りする予定でしたが、アクシデントで札幌からの最終列車に乗ることができず、大雪6号による夜行移動に急遽切り替えました。
真っ暗闇の原野を走り、午前4時過ぎにスイッチバックの遠軽駅に到着、目をこすりながらホームをウロウロしました。
5時半過ぎには沿線最大の町、北見に到着。長い停車時間に食べ物、飲み物を仕入れて、明るくなった網走までの車窓を楽しみました。北見~網走は各駅停車となり通勤列車の姿に変わってきたことを思い出します。
Sさんは若くして鬼籍に入りましたが、真夜中の大雪6号での彼との時間は忘れ得ぬものです。
ハカセの写真は網走湖に沿って走る大雪6号。1973年3月10日の作品です。