合併特例法がいよいよ施行となります。
表面数値で地銀ランキングを出して「どことどこが合併だ」と煽りまくる週刊誌(←無縁です)には辟易しているのですが、日頃話をする機会がある新聞や公共放送の報道トーンが比較的冷静なことにホッとしています。
~再編に至らないまでも業務提携によってコスト削減をめざすなど緩やかな連携に動くケースは既に目立って増えている。SBIホールディングスは全国の10行程度と「地銀連合」をつくる構想を掲げ、これまでに島根銀行や福島銀行など7行に出資した。地銀側は「再編や経営統合が体質を強化する唯一の解ではない」(全国地方銀行協会の大矢恭好会長・横浜銀行頭取)と身構える。いずれにせよ経営環境が厳しいことは変わらない。信用金庫や信用組合も同じ課題を抱える。地域を支える金融機能を維持・向上する改革を急がなければ生き残りは難しくなる一方だ。(本日の日経朝刊)