奈落に入る

奈落の底の「奈落」とは仏教用語で地獄だそうですが、劇場の舞台や花道の地下も奈落といいます。

20年ほど前、ワタシは奈落に踏み入ったことがあります。

愛媛県の内子座においてです。

伊予の暖かい日差しと奈落のコントラストは対照的でした。

https://www.we-love-uchiko.jp/spot_center/spot_c2/

内子座の創建は1916年、それより6年も古い明治の芝居小屋、国の重要文化財となっている建物が秋田県にあります。

小坂町の「康楽館」です。

康楽館の奈落も見学できるようですね。

http://kosaka-mco.com/publics/index/60/

小坂は江戸末期、明治時代と鉱山の町として栄えました。鉱山で働く人々と家族のためのエンタテインメントとして芝居小屋が作られたのでしょうが、立派な建物から当時の鉱業の勢いを感じます。

小坂まで、大館駅から鉄路が2009年まで存在していました。1994年までは旅客営業もあり、22キロを40分弱で走行していました。

→時刻表1968年10月号より

残念ながらワタシは乗車していないのですが、ハカセの写真館の中には小坂鉄道の姿を見ることができます。

小坂駅、1982/7/24
小坂〜古舘、1982/7/24
大館駅、1982/7/24
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