車窓は鉄道運賃の一部です

 移動のときに、「いよいよ目的地だぞ~」と感じる瞬間があります。 そこでググッと気合が入りますよ!

 昨日、訪問した甲府の場合には、「特急あずさ」が勝沼付近に差し掛かったときに、車窓の左手に甲府盆地が広がっているのを視界でとらえたときが、そのタイミングでした。

 甲府市街を包み込む”もや”と太陽の光のコントラストが絶妙でした。

 東海道新幹線で関西方面に行く場合には、米原駅の構内に入ると近畿圏に来たことをいつも実感しますし、帰路は長い新丹那トンネルから出て、右手に相模湾と熱海の温泉街が見えてくると、いよいよ東京が近づいてきたと感じます。

 とにかく、

 車窓は面白い。 車窓は鉄道運賃の一部だと思っています。 だから列車の移動中に寝るなんていうのは、あまりにももったいない。(新幹線の新駅を作るのはもったいないと言った方もいますが)

 ただ、最近は歳のせいか、東海道新幹線では車内で寝てしまうことが多いのですが、目が覚めて5秒以内にどこを走っているか車窓から判断することができます。 別に自慢するほどのことでもありませんが

 ゼロ歳児のころに大移動(島根県から新潟県まで、60年前には24時間かかったそうです)したせいか、列車の移動は苦になりません。 それどころか、新幹線の中でボケっとしているのが、究極のリラックスとすら思っています。

 残念ながら飛行機の場合にはあれだけの回数を乗っていながら、いまもって緊張感から解放されることがありません。 気分の問題かもしれないのですが、肩から力が抜けることはありません。

 明日は朝の便で宮崎空港経由で都城に行きます。

 鹿児島ならば早朝の新幹線に乗れば、「のぞみ」と「さくら」を乗り継いで、昼過ぎには着くことができるのですが、都城ではいかんともしがたいですね。


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コメント

  1. ARCadia より:

    ウ〜ン いちいちご尤もです。

    そうです、車窓は面白いです。

    アッシの場合、景色を熱心に見るわけではなく、進行方向を背にして、流れ去っていく景色をボケっと眺めているのが好みなんですが、それでも、何十年ぶりに通る路線なのに次に現れる風景がわかる(既視感?)なんて経験がよくあります。何なのでしょう。

    「目が覚めて5秒以内」には笑いましたなあ。でも、そんな控えめに言わんと「0.5秒以内!」といってしまってもいいんでないの?

  2. 克己 より:

    新幹線・・・羨ましいです!

    揺れ揺れの飛行機がなければ遠くに行けません(T-T)

    まったり車窓を楽しむ・・・理想的ですね!

  3. 芸のない旅芸人 より:

    ARCadiaさん

    そう言えば車窓に大型トラックが入って来て、列車が衝突して病院に運び込まれたヒトが身近にいましたなああ。

    ところで、5秒どころか10秒ぐらいかかりますよ。最近は。目と頭がつながっていないのではないかと思うね。

  4. 芸のない旅芸人 より:

    克己さま

    昨日も飛行機が大揺れだったそうで。大丈夫だったでしょうか。

    とくに冬は辛いですね。

    まったくもって新幹線ネットワークの中心にいるというのは贅沢三昧だと思います。