長野行の新幹線あさまはほぼ満席でした。
高崎での降車客は少なく、軽井沢で外国人らしきスキヤーは下車したものの、ほとんどの乗客は上田と長野まで乗車していました。
彼らは、ほとんどがビジネスマン。
長野でお目にかかった方によれば、新幹線が走る前には、多くの東京の企業が長野市に事務所を構えていたが、それが激減し、東京(もしくは大宮)からの出張ベースとなったとのこと。
新幹線はそこそこ混んでいる理由はここにありました。
新幹線効果は出張者を増やしたものの、長野市の旅館ホテルの稼働率低下、さらには大企業の支店・支社・営業所などの閉鎖に伴う経済規模縮小を招いたといえるでしょう。
長野新幹線の金沢への延長も射程距離に入ってきました。
金沢への通過点になってしまうとの視点もあれば、金沢や富山とのアクセスが改善することで、新たな商流や人の流れがでて、それが地域経済に何らかの影響を与えて行くとの観点もあります。
地元経済の担い手としては難しい舵取りを求められます。
このような点も含め、地域活性化を如何にして進めていくか、当県に本店を構えるすべての地元金融機関の幹部の皆さんとの集合勉強会は非常に熱気を帯びたものとなりました。
微力ながら、応援させていただくことをお約束しました。