各県の地元メディア発の地域金融に関わる記事に接することは少なくないのですが、新潟県の「新潟日報」の質の高さには定評があります。
12月28日は、第四北越の合併に関わる特集記事が組まれており、内容も充実しています。(長崎など他の地銀合併が起こった地域の地元新聞にはないレベルです)
インタビュー記事では、もと金融庁の日下さんが、
第四北越の合併を先駆者として評価しつつも合併後の地域へのコミットメントが見えてこない
とズバリ切り込んでいます。(記事の当該部分は↓)
「合併による余力を顧客のために」というフレーズは、合併した金融機関から異口同音に出ますが、まずは資本余力をいかに地元顧客さらには地域経済社会に還元するかであり、それは日下さんの発言の背景にあるものと合致すると思います。
ワタシも第四北越銀行からはそれが見えません。
この特集記事には森俊彦さん(日本金融人材育成協会会長)のコメント(↓)もありますが、こちらも非常に重要なポイントです。