新年度に入り新中長期経営計画に踏み出した地域金融機関がたくさんあります。
勝手ながら、地域金融機関をステージで分けてみました。
必ずしもステージがステップとはなっていませんが、ステージを踏むに従って、ステップは上がって行きます。
ステージ①:
プロダクトアウトでのボリューム追求。リレバンは属人的、単発のイベント的な「なんちゃって」。
ステージ②:
単独でのボリューム追及に限界が見えたことから、合併統合による規模拡大を目指す。異文化の衝突に伴う時間とコストの浪費は、統合後の効率化で吸収できると思っている。
ステージ③:
顧客のターゲット層を変える。日本型金融排除のゾーンとなっているミドルリスク層との取引を深め、経営改善・事業再生に真剣に取り組む。
ステージ④:
属人的でインベントのなんちゃってリレバンから脱却し、組織的継続的なリレバンにシフト。
ステージ⑤:
AIフィンテックなどでトラバン (プロダクトアウト) の賞味期限は間近になり、組織的継続的なリレバンの ”スピードアップ” で安定収益を目指す。
ステージ⑥:
最終的にはガバナンスとヒト。トップのサクセッションプラン策定も含め、村社会マネジメントからの脱却。リレバン思想が腹に落ちている支店長の頭数を揃える。
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このような観点から、地域金融機関を見ていこうと思います。
あなたの職場はどこのステージですか?