日経新聞の安斎隆さんの「私の履歴書」を毎日興味深く読んでいます。
金融危機に立ち向かった方の、臨場感のある話は非常に重みがあります。
本日は「セブンバンクの経営理念」についてでしたが、地域金融機関としても襟を正さねばならぬと感じる箇所がありました。
(1)「経営に欠かせないのは経営理念である。日本銀行で民間銀行の経営内容をチェックする考査を担当したとき、金もうけばかりを考えている銀行や、企業は経営が悪化すると気づいた。銀行や企業は何のために存在しているのかを突き詰めて考え、経営理念という言葉にし、浸透させなければならない。」
➡︎ 経営理念を忘れ、度を越した収益至上主義に走った銀行が自壊しているのは、某行 (複数) の例を見るまでもありません。
(2)「一人ひとりが (コンプライアンスマニュアルを) 守るのは当たり前だが、社員は上司や社長、会長が項目に反するような行為をしたときは『それは違います』という勇気、経営側は『聞く耳』を持つことが最も大切だ。」
➡︎ 360度評価や部下からの評価を反映した、取締役選任やサクセッションプランは絶対に必要と改めて感じました。
コメント
私も読んでいますが、本当に教えられること多々。
メディア対応ではメディアの先に国民がいる。
非常口こそ普段から使え。
危機対応は現場に任せる。
そしてアイワイバンク経営に当たっては、常にお客様の利便性優先で考える姿勢。
本当に立派で優秀な方です。