PBRワーストランキングに妙に納得

地域銀行のPBR (時価総額➗純資産)が、0.4 割れという、本日の日経記事を読んでの感想です。

「低金利の常態化で融資の利ざやが減少。株や債券などでの運用難によって収益が低迷している。さらにスルガ銀行の不正融資問題や、再編機運がしぼんだこともあって、投資家から敬遠されている。」(原文)

ふむふむ、そんなもんですかね。

「金融庁は地銀再編を後押ししてきた。ただふくおかフィナンシャルグループ(FG)と十八銀行の経営統合を巡っては公正取引委員会の審査が異例の2年半に及び、8月にようやく承認がおりた。かつては地銀再編を見込んだヘッジファンドによる、しかけ的な投資もあったが審査の長期化をみてそうした投資も減っているという。」(原文)

なるほど、そういう見方もあるんですねぇ、笑い。

プロダクトアウトのトランザクションバンキングを、旧態依然としたコスト構造でのんべんだらりとやっている以上、将来はないわけで、このPBRの低さは妥当かもしれません。

たしかに、当該記事の中にあるPBRワーストランキングの上位13行 (0.29 以下) が、ことごとくプロダクトアウトのトラバン銀行 (リレバンは“なんちゃって”) なので、妙に納得しました。

株式市場が個別の地域銀行のビジネスモデルまで見ているとは思えませんが、少なくとも小規模でありながら、プロダクトアウトのトラバン銀行に厳しい目を向けていることがわかります。

理由は定かではありませんが (笑い)、小規模であっても、それなりにリレバン活動を進めている銀行は、なぜかワーストランキングに入っていません。

偶然でしょうが、、、


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