週刊金融財政事情 最新号

週刊金融財政事情 最新号 (2月25日号) の八代アソシエイツ 八代さんの論考、

「金融検査マニュアル廃止後の資産査定・引当の方向性」

は、大変読み応えがありました。

〜 業者持ち込みで借り手との面談もしない投資用不動産ローンは追加の引当額、

〜 一方、借り手企業としっかり面談して事業キャッシュフローの改善支援に取り組んでいるケースでは引当額の低減、

という筆者の提言には説得力があります。

ご一読をオススメします。

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コメント

  1. 橋本卓典 より:

    まったく同感です。手触り感のないトランザクションは簡易な利益をもたらしますが、業界勢力図、テクノロジーの激変、不正逸脱行為のまん延、予期しない市場リスクをコントロールできません。制御できていないのであれば、十分な引当が必要です。従来の検査マニュアルは貸出先の格付けが極めて重要でしたが、そもそも金融機関の「融資の品質」自体がリスクとして問われない方がおかしいのです。

    いい加減な食材の衛生管理をしている料理人、調理師の食事を安心して食べられますか?これまでは食材しか見ていなかったのです。しかし、これからは、料理人、調理師の品質も同時に問われるのです。当たり前です。