人的資本の開示に関わる国際標準「ISO30414」を教えてくれた、その道のフロントランナーの方と意見交換しました。
金融業界の転職事情を熟知している人です。
地域金融機関の経営陣は人材が重要と言いながら、人的資本についての関心がメガバンクなどの大手金融機関と比べるとかなり低いというのが、ワタシの認識ですが、その理由は中途採用にあるようです。
多数の早期退職を与件とし、プロパーに適材がいなければ外部人材を当然の如く採用する大手金融機関と、
いまだに早期退職をする人間を裏切り者扱いし、入行後のキャリアパスに不安のある外部人材から敬遠され中途採用募集に苦慮する地域金融機関の違いはますます大きくなっています。
人的投資をどう計測するか。
地域金融機関からは、研修の充実、〇〇資格の保有者が何人いるといった話が聞こえてきますが、
まずは、早期離職者と中途採用者の数を開示したどうかと思います。
ランキングが好きな雑誌も、こういうランキングを出してくれれば、
ワタシのようなへそ曲がりもプレミアム価格であっても購入します、笑。