いくつかの信用保証協会の現場の具体的な取り組みを聞いて感じたことを書き出してみました。
いまやポストコロナの中小小規模企業の持続と変革は、地域で最大の信用リスクを抱えることとなった信用保証協会にかかっているのですが、
経営支援業務で着実に実績を積み上げてきている信用保証協会には、共通項があるようです。
~担当部署だけでなく、全組織が経営支援業務に関わっていること(いまや経営支援業務は主柱ですから)、
~現場の職員がイキイキと動いていること(地域のために力になれたらと協会入りした人たちですから、信用保証協会の経営理念通りに動けることは何にもまして嬉しいこと)、
~経営陣に繰り返し繰り返し業務の重要性を解き、他部門を巻き込み、現場の職員が動けるように身体を張っている上司がいること、
~100%保証病に罹患して汗をかくことを忘れた金融機関を取り込んで、総力戦の要となるべく動いていること(信用保証協会はもはや黒子ではありません)、
~メディアとのコミュニケーションに優れていること、
出遅れている信用保証協会にはこの視点で我が身を振りかえり、
監督官庁にはこのような観点から個別信用保証協会の仕事ぶりを見てもらいたいものです。