東京の地下鉄。
銀座線、丸の内線に続いて、今週のメトロカード・コレクションからは、日比谷線です。
六本木界隈は、地下鉄日比谷線(1964年に全通)とともに、町の姿が都電時代とは大きく変わりました。
六本木通りを走る都営バスの看板路線01系統は、かつての都電6系統(新橋~渋谷、1967年に廃止)の路線をそのまま踏襲していますが、
六本木(交差点のところ)から溜池に向かう途中、いまのアークヒルズのあたりには、かつて「福吉町」という電停がありました。
福岡黒田藩と人吉相良藩の屋敷があったことから、こういう町名となったようです。
そして六本木ヒルズ付近には、「材木町」という名前の電停があり、材木町の次の電停(渋谷方面)は「霞町」。現在の西麻布交差点です。
いずれにしても都電時代の六本木付近には歓楽街を感じるものはありませんでした。
10年ほど前までは、地下鉄車両の一部が東横線の日吉や菊名まで乗り入れており、東横線の一部の車両は日比谷線内を走っていました。
「日比谷線直通」との文字が入った、行き先表示版が懐かしいです。