企業版ふるさと納税に、納税企業の従業員に対する福利厚生がビルトインされた「Banker’s ふるさと納税」ですが、
関係者の方たちの話を聞くと納税を受ける市町村に所在する地域金融機関がどれだけ本気度を見せるかにかかっています。
金融機関が市町村の幹部とともに、企業を訪問して、ふるさと納税の実現に至った事例がある一方で、枠組みだけで実際の納税段階では音なしのところもあります。後者では地域金融機関が動いている形跡が見えません。
すでに岡谷市、諏訪市など、4つの市町村の「Banker’s ふるさと納税」の導入をサポートした諏訪信用金庫の取り組みはよく知られるところですが、
24日のニッキンオンラインには、福邦銀行の「Banker’s ふるさと納税」を活用した地域活性化支援策が掲載されています。
https://www.nikkinonline.com/article/73070
~福邦銀行は11月24日、企業版ふるさと納税を活用した地域活性化支援の枠組みに福井県鯖江市が参加したと発表した。高浜町、坂井市、永平寺町に続き4先目。同行は3月、寄付見込み企業をマッチングする業務提携をRCG(東京都)と締結。同社に業務委託した自治体の地域再生計画を、企業に紹介している。(記事より)
諏訪信用金庫と福邦銀行、さらにRCGとくれば、今年の正月の「クローズアップ現代」を思い出します。