「経営理念と違うことをやっていても許されるのは地域金融機関ぐらいなもんだ」
かつて、ある事業者の口から出たこの言葉を忘れることができません。
遠藤長官時代に金融庁が発信していた「経営理念を起点とした、現場の行動までの一気通貫」。最近、まったく聞かなくなりました。
これが欠けていることが、昨今の地域金融機関における、若手中堅の大量離職の重要な因子であることは間違いありません。
一気通貫の金融機関、ないわけではありませんが、少数派です。
一番モノを言えるのは社外役員だと思います。
自戒の念も含め、社外取は何をやっているんだ。
「おかしいと感じなくなったら、もうおしまいだ」
先月亡くなった、金川千尋さん(信越化学会長)の私の履歴書(2006年5月25日)の中の言葉が身に沁みます↓