🚩おかしいと感じなくなったら、おしまい

「経営理念と違うことをやっていても許されるのは地域金融機関ぐらいなもんだ」

かつて、ある事業者の口から出たこの言葉を忘れることができません。

遠藤長官時代に金融庁が発信していた「経営理念を起点とした、現場の行動までの一気通貫」。最近、まったく聞かなくなりました。

「コンプライアンス面での過失には反論の余地がないが、ビジネスモデルや有価証券の運用方針については見解の相違で徹底的に議論した。」以前、金融庁...

これが欠けていることが、昨今の地域金融機関における、若手中堅の大量離職の重要な因子であることは間違いありません。

一気通貫の金融機関、ないわけではありませんが、少数派です。

一番モノを言えるのは社外役員だと思います。

自戒の念も含め、社外取は何をやっているんだ。

9月26日の日経新聞・私の履歴書、野中郁次郎さんの第25回「社外取締役」にはズシリとくるものがありました。~社外取締役がさ末な問題に口を出し...
《「うるさい監査役については再任しなかった」「何も言わない監査役を探してこいと言われた者もいる」。3月公表の日産自動車のガバナンス改善特別委...

「おかしいと感じなくなったら、もうおしまいだ」

先月亡くなった、金川千尋さん(信越化学会長)の私の履歴書(2006年5月25日)の中の言葉が身に沁みます↓

地方銀行の保有する日本株式からの配当収入や含み益の話となると京都銀行が定番ですが、八十二銀行の保有する信越化学の株式についてもしばしば話題...

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