2013年2月27日、ちょうど10年前のことですが、ワタシは長野市の犀北館ホテルにおいて、県内のすべての地域金融機関、中小企業支援組織の人たちを前に話をしていました。
長野県信用保証協会が主催する「信州再生支援ネットワーク」の3周年を記念するセミナーでした。
不覚にも、当時ワタシは全国に中小企業支援ネットワークが存在することをまったく知らず、お声をかけていただいた長野県信用保証協会が全国でも京都府などと並んで先進的な取り組みをしていることも知らず、
https://www.chusho.meti.go.jp/kinyu/2012/download/1214NetWork-1.pdf
そもそも信用保証協会の業務を十分に理解していませんでした。穴があったら入りたい。
長野でうかがったことが、ワタシにとっての信用保証協会の業務の原点であり、当時の長野県信用保証協会の皆さんには大変感謝しています。
2016年の信州再生支援ネットワーク会議(@飯田市)では、森俊彦さんによる中小企業支援の勘所についての話と熱のこもった意見交換会となったと聞いています。
ところが、その後の全国各地の中小企業支援ネットワークの活動をフォローしてみると、
「講演会付きの飲み会ですよ。目的は懇親ですね。」(某保証協会)
という感じでした。ガクッです。
しかし、
ゼロゼロ等コロナ関連融資による中小小規模事業者の過剰債務への対策、ポストコロナに向けた中小小規模事業者の事業変革などの経営支援が焦眉の急となり、
各地域における地域金融機関や企業支援組織などによる一丸となった総力戦連携が求められる今こそ、中小企業支援ネットワークが本領発揮するときです。
先週6日は、大阪府中小企業支援ネットワーク会議において、中小小規模事業者に対する経営支援の勉強会が開催され、金融庁の渡辺茂紀さんが講師として「虎の巻」(業種別の支援の着眼点)のポイントを解説し、地元の金融機関等の経営支援の事例紹介などが行われましたが、こういう実践的な議論が必要不可欠です。
事務局を務める大阪信用保証協会のポストコロナに向けた経営支援業務は、昨年7月、NHKクローズアップ現代で取り上げられるぐらいの高い評価を受けていますが、
「虎の巻」の対応でも、大阪は栃木、岐阜などと並んで全国51の信用保証協会のなかでのフロントランナーのひとつです。虎の巻の源流は島根県信用保証協会での勉強会にあるという話を聞いたこともあります。
ゼロゼロなどの返済が本格化するなか、講演会と懇親会でお茶を濁すような、時代遅れの中小企業支援ネットワーク会議は今どきないとは思いますが、
大阪のような取り組みが全国に広がることを期待しています。