昨日の日経電子版、「地銀が悩むゼロゼロ融資時代の若手 営業も待ちの姿勢」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFD314JT0R30C23A1000000/
中部地区の地銀の話で、本日の日経中部版にも掲載されています。
愛知、岐阜、三重の3県の金融機関は、従来から金融商品サービスありきのプロダクトアウトによるプッシュ型の顧客対応が他地域と比べてとくに強いと感じています。
名古屋金利も、岐阜金利も、三河金利もプロダクトアウト営業による金融機関同士の叩き合いが背景にあります。
三河から遠州に入ると地域金融がガラッと変わるのはなんなんだと思ってしまいます。
さて、当記事では、
来店者ラッシュでコロナ関連融資の事務対応に追われた「ゼロゼロ世代」が、
~積極的な企業営業ができるよう、各行では研修や社内の習慣見直しを急ぐ。(記事より)
とのことですが、どうせ見直すならば「プッシュ型顧客対応」自体にメスを入れるのが先ではないでしょうか。基本的にこの地域の金融機関の営業スタイルは昭和のままです。
プッシュ型顧客対応には、若手の大量離職を引き起こす因子があることは言うまでもありません。
コメント
プシュ型顧客対応は、コロナを過ごした学生にとって最も敬遠する仕事です。若手の離脱を今時の世代で片付けると大変な事になると思います。大人が若手の成長を本気で考え、自分の子供に薦めたくなる業務にして欲しいですね。