今週は大都市近郊のある地域の現場に出向き、金融機関動向を聞いてきました。
〇〇金利と言われるところです。
ノルマ漬けのプロダクトアウト金融機関が入り乱れて叩き合いをしていたり、現場の仕事がほぼ預かり資産業務オンリーとなっていたりというのが実情です。
地銀信金が住宅ローンの借り換え合戦に明け暮れるなか、イオン銀行や住信SBI銀行の名前も出てきます。
ところが赤字や過剰債務の小規模零細事業者に対しては、ゼロゼロ融資の打ち止めと同時に顔も出さない、知らぬ存ぜぬ。
赤字であっても、過大な債務を抱えていても、キャッシュフローを生み出せるものがあれば、そこに着目して、資金を出して支援するという話は聞いたことがないようです。
金融検査マニュアルの廃止から3年数ヶ月を経ても、ここの地域金融は検査マニュアル時代のまま。
金融機関の舵取りたちはバックミラーだけをみて運転をしています。
それでいながら、この地域の金融機関は口を揃えて、伴走支援、課題解決を掲げていますが、現場の行動を見聞すると完全な“二枚舌経営”。
若手行職員の大量離職が進行しています。
コメント
大和銀行が、東海銀行が、北海道拓殖銀行が都銀を目指さず一つの経済圏のリーディングリージョナルバンクを志向していたら、今の地域金融機関の動きももっと違ったものになっていたのではないかと考えるのは私だけでしょうか・・・。