コロナ関連融資の返済が本格化するなかで、金融庁が公表した「虎の巻」(業種別支援の着眼点)の普及活動がどんどん広がっています。
6月2日は福岡でした。
~福岡財務支局は6月2日、福岡市内で「福岡地域しんこうコンソーシアム」ミーティングを開催した。福岡県内に本店を置く地域金融機関の中小企業支援担当者など26人が出席し、佐賀県や長崎県の地域金融機関の担当者などはオンラインで参加した。(ニッキンオンラインより)
https://www.nikkinonline.com/article/106600
講師は「虎の巻」の元締め、渡辺茂紀さん(金融庁)。
出席した方によれば、「激しく競合する金融機関であっても、経営支援・事業再生を担当する人たちとなると横のつながりが非常に強く、普段からコミュニケーションは良い。」
このことは昨年の水野塾(近畿財務局主催)に参加したときに感じたことと同じです。
日本では、中小企業はいうまでもなく、小規模事業者であっても、信用保証協会の保証と複数の金融機関からの借入が常態化している以上、与信提供者である各組織で経営支援・事業再生を担当する人たちによる連携がきわめて重要になります。
2020年1月の企業支援シンポジウム@松江(主催は島根県信用保証協会、地域金融変革運動体が共催)には、地元以外からも(北は北海道から南は宮崎まで)100人を越える企業支援/再生を担う人たちが集結しましたが、皆さんの熱量に驚かされました。
地域金融変革運動体は、企業支援/再生支援のネットワークを引き続き応援してまいります。