先週の橋本卓典さんのラジオトーク番組「記事にできない金融ウラ話」、
ゲストの木下斉さんの、
「補助金に依存した商店街の活性化は上手くいかない」
補助金頼みの中小企業政策と同じだな、と思って聞いていました。
事業再構築補助金で、冷凍餃子を取り扱う事業者が急増したり、ヨガ教室が乱立したりするのを見ると、実行後のフローアップはどうなっているんだと思います。
出しっぱなし、あとは知らん。
20年前の京都でのタウンミーティングで、大盤振る舞いとハコモノ作りを見せつけられて以来、この思いは変わっていません。
補助金を否定するつもりはありませんが、それが活きたカネになるような制度設計(←現場の声をしっかり聞いた上での)、さらには検証がなければ、本来救わねばならない中小小規模事業者ではない人たちを利するようなことになりかねません。
コメント
ある飲食店が事業再構築で、車道沿いのグランピングに手を出して大失敗し、経営者の方が厨房で自殺されたそうです。店は1店舗だけの地元では人気店。補助金で安易に事業に手を出すと「人手がかかる」「続けなければならない」「やめられない」という後々の制約が予想外の大きな負担となりかねません。マクロで考えたバラマキの補助金こそ「他人事」のリスクがあります。