信用保証協会を核とする総力戦連携の仕組みは全国すべての地域において、十数年前からできあがっています。
信用保証協会を事務局とする「中小企業支援ネットワーク会議」です。
多くは形骸化しており、とにかくアリバイ作りはしておこう的なものも残念ながら多いようです。(「年度末の駆け込み会議が多い」と業界関係者)
先月、ある県の中小企業支援ネットワーク会議において、
参加者より、
「この会議では、先進的な信用保証協会による総力戦連携の具体的な話が聞きたい。総力戦連携が実践段階となった今、ネットワーク会議メンバーが聞くべき話はこれではないか‼️」
との本質を突いた問題提起があったことは旅芸人ブログでも紹介しました↓(当該保証協会ははぐらかしたらしい)
信用保証協会を核にした総力戦連携の実際の取り組みを聞くのが一番だと思うのですが、今までそういう事例は聞いたことがありませんでした。
そのようななかで、
14日、徳島県のネットワーク会議が開催されました。
今回のテーマは業種別支援の着眼点で、ネットワーク会議の今のテーマとしてベストと考えられます。
講師として登壇したのは、
金融庁の渡辺茂紀さんとともに、
栃木県信用保証協会の安西部長です。
安西さんは業種別着眼点の取りまとめに業界代表として参加していますが、
信用保証協会がハブとなった総力戦連携で定評のある栃木県の中心人物でもあります。
先進的取り組みを行なっている信用保証協会の人間が、他地域の「中小企業支援ネットワーク会議」の講師を務めるというのは、画期的なことです。
今後、このような動きは広がっていくことでしょう。
https://www.nikkinonline.com/article/152943
追伸:
実は、徳島県信用保証協会は創業支援の分野で業界屈指であり、栃木県にとっても得るものは大きいと推察しています。
こういう先行するところから良いものを学びあうという風土がこの業界の良いところです。
知らぬ存ぜぬの保証協会もありますが、どんどん取り残されていくだけです。
コメント
「徳島県信用保証協会は創業支援の分野で業界屈指」とのことでとっても素晴らしいですが、徳島については地元の徳島大学や商工会議所なんかも「創業」については熱心に活動されています。
なんかその地域の風土が「創業支援」というワードの下みんな同じベクトルを持っているようです。
私の地元でもこういう地域の風土を育てたいと思い活動しましたがなかなか思うようにいかず・・・。
けっしてその方向に動いていないということはないのですが、それぞれがばらばらで地域の風土になるにはまだまだという感じです。