「RPAなどのフィンテックで捻出したヒトをコンサルティング業務に回す」
某地方銀行の頭取インタビュー記事で見つけたフレーズです。
物珍しいわけではなく、地域金融機関の幹部のよくある発言です。
そもそも、
少量多品種の地域銀行の事務周りで、RPAによってどれだけマンパワーが省力化されるのでしょうか。
ロボットに取って代わられる業務に従事していたひとたちに、どうやってコンサルティング業務のスキルを植え付けるのでしょうか。
非常に難しいことを、いとも容易くおっしゃる。
ワタシにはとてもできませんし、口が裂けてもこのような無責任な発言はできません。
コンサルティング業務といいますが、せいぜい提携先の商品サービスを顧客に斡旋する、ソリューションと称するメニューリストによる押し込み型セールス (7月23日のブログで苦言を呈しました) がオチでしょう。
結局は、なんちゃってリレバン、プロダクトアウトのモノ売りの人数を増やすのが関の山。
それともワタシの理解を超えた魔法の術をお持ちなのでしょうか。
コメント
全くその通りと思います。
こういうことを疑問もなく臆面もなく公言する経営者には、
「あなたは現場のことが分かっているのか」
と言いたいですね。
金融庁の検査マニュアル対策だけで偉くなった「頭でっかち」人間の発言です。