2時間の時差なので、東京は26日ですが、こちらジャカルタは、まだ25日です。
東京銀行の卒業生(私は脱藩者の身分ですが)で、現地で活躍している人たちと夕食を一緒にしました。
予想通り、実際に話を聞かなければわかりません。齢(よわい)50歳代、さらには60歳代の、私のもと同僚たちが単身赴任で頑張っているのには頭が下がります。
彼らは本邦から進出してきた大企業のみならず中堅企業の現地オペレーションの陣頭指揮をとっています。ジャカルタ郊外の工業団地に勤務する人間の場合、朝5時に起床し、6時に家を出て、7時30分から就業するとのこと。
「仕事がつまらねえ」などと文句ばかり言って、日本でチンタラしているオジサンたちは大いに猛省ですね。
手前味噌、身内贔屓かもしれませんが、 私のもとの仲間たちと出会いがあった進出企業はラッキーだと思います。
インドネシアでも、他の東南アジア諸国と同様、自国民の雇用のため、日本企業の現地拠点の日本人へのビザ発給は厳しくなる一方です。関連会社、協力会社である中小企業の進出をきめ細かく手伝えるような状況にはありません。
邦銀のインドネシア拠点の日本人派遣スタッフの数も制限され、とても日本の中小零細企業の現地進出の面倒を十分に見れる状態とは思えません。
相当のところまで自力で道をひらく覚悟が不可避でしょう。
このような中、甘い言葉をかけてくる、様々なアプローチもあるようですが、うまい話には往々にして裏があるようで。
何を今更と言われるかもしれませんが、改めて中小企業の海外進出における難しさを感じた次第です。