コア・イシューの策定

11月7日のブログ「なんちゃってガバナンスにメス」の冒頭にも取り上げたのですが、同日付の日本経済新聞の記事、

「地銀改革、社外取活用 柱に 〜 金融庁、手引き作成へ、頭取に統治強化迫る 」

には、地域銀行筋からかなりの反響があったそうです。

ただ、このことは10月16~17日の地銀協会、第二地銀協会における頭取例会の席上、遠藤長官の話の中にありました。

新聞報道に慌てふためいた銀行は、頭取の感度が悪いか、頭取が役員や本部にそのことを伝えていないか。いずれにしても、それ自体がガバナンス上、問題ありですね~ イヤハヤ。

さて、

頭取例会で遠藤長官の話を聞いた人によれば、「地域金融機関の経営・ガバナンスの改善に資するコア・イシューの策定」という言葉が出たようです。

そして、

~コア・イシューの起点は経営理念、

~経営理念はミッション、バリュー、ビジョンの3つの軸からなる、

~経営理念に基づいて、経営トップは課題解決に向けた経営戦略を練り上げること、

~社外取締役は、経営トップ・経営陣に対するチェック機能を果たしつつ、自身の経験を踏まえた経営の助言等を行っていくこと、

今まで長官がインタビュー等で繰り返し発信していたことが整理されたものというのがワタシの印象です。

今さら慌てるようじゃ、、、

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