~「『資本統合』をしない業務提携は、地域金融機関の本分である地元顧客のことを考えればベストな選択」。地銀経営に詳しく、金融庁の有識者会議にも加わる多胡秀人氏も評価する1人だ。発表直後まとめたリポートでは「経営統合や合併をうたっている地銀グループが掲げている施策は、業務提携と共同化ですべてできる」と断じた。
日経ヴェリタス、2016年4月3日号。千葉銀行と武蔵野銀行のアライアンス(CMA)に関する記事からの抜粋です。
CMAはその後、業務提携の成果を定期的に公表していますが、その一方で忘れ去られた業務提携も少なからずあります。
地域銀行の業務提携に関するこの1年余りのプレスリリースをチェックしてみたのですが、驚くことにまったく音無しの地域銀行が結構ありました。
花火を打ち上げてそれでオシマイ。「当局へのアリバイづくり?」と揶揄する声もあります。
PDCAのPで止まっており、CMAのような本気度が感じられません。
もったいない話です。
もう一度ネジを巻き直してください。