本年最後ということで、平塚のハカセにベストショットをお願いしました。
ハカセのオススメは北海道の湧網線です。
網走と名寄本線の中湧別を結ぶ全線約90キロのローカル線です。
網走駅を出ると網走刑務所の横をかすめ、能取湖、サロマ湖を経由します。
所要時間は列車によって異なりますが、2時間半から3時間。
ハカセのように湧網線の撮り鉄ではなかったのですが、1977年9月の夏季休暇で乗り鉄として湧網線を訪れました。
車中より能取湖卯原内のサンゴ草を眺めました。サンゴ草はアッケシソウともいい、敷き詰められた赤い絨毯と抜けるような青空のコントラストは忘れることができません。
湧網線は1987年3月に廃止となりました。
1987年12月に職場の同僚のSさんと北海道の顧客訪問をしたのですが、ローカル線の車中で車掌さんからオレンジカードが売れなくて困っていると相談されました。
ノルマがあるんでしょうね。
都市部でもない限り、オレンジカードの利用者はいないでしょう。
Sさんとともに、車掌さん手持ちのすべてのカードを購入しましたが、その中には湧網線廃止の記念オレンジカードもありました。
若くして鬼籍に入ったSさんの人懐っこい笑顔を思い出します。
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湧網線 若里1974年8月
湧網線 若里1975年2月
湧網線 若里1975年2月
湧網線 若里乗降場1986年8月
湧網線 芭露付近、水芭蕉とともに 1978年5月
コメント
2月の写真、、、厳冬期にあんな高いところまで登るのは相当難儀でっせ。
あの辺り、夏は風景がまるで違っていて、なだらかな丘陵の牧草地が広がっていたのが記憶に残ってます。
中湧別からさらに先の興浜線(廃止)を含めて、オホーツク沿岸の夏の景色はワタシのイチオシであります。
父が勇網線の佐呂間出身でしたので、何度も乗りました。網走駅は0番ホームからの発車だったこと覚えております。