🚩思い切った経営陣の入れ替え

久しぶりにスルガ銀行の名前が、、、

本夕の日経電子版イブニングスクープ、「ノジマ、スルガ銀と提携解消協議 再建めぐり1年で対立」です。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQODF241Q30U1A520C2000000/

~提携解消につながる直接のきっかけは、今から2カ月ほど前、ノジマが独自の取締役人事案を提示したことだ。提携解消の申し入れ書を提出することになったのは、27日の取締役会がその人事案を現経営陣が受け入れるかどうかが決まる日だからだ。ノジマ人事案は、現在の取締役の過半数の交代を求めている。ノジマは経営の支配権を握れなければスルガ銀の再建は見込めないと判断し、思い切った経営陣の入れ替えを提案した。(中略)スルガ銀は27日に開く取締役会で執行部が提示する案とノジマの2案を審議する。現時点ではノジマの人事案は否決される公算が大きい。27日に間に合わせて提携解消を申し入れたのは、取締役会メンバーの翻意を促す最後の訴えとも言える。(同記事より)

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長年リレバンを推進する私には縁のないスルガ銀行のビジネススタイルは、主に個人顧客を対象としたトランザクションバンキング。

地域銀行がトランザクションバンキングで生き残ろうとするならば、銀行員のコスト体系を放棄することから始めねばなりません。

さらにいえば経営戦略も個別の施策も、優等生銀行員の思考回路だけでは限界があります。

尖った銀行員もいないわけではないですが、そういう人たちが思う存分働けるような場を提供できる銀行員経営者がどれだけいるでしょうか。

そういう意味でノジマがスルガ銀行の筆頭株主となり、「思い切った経営陣の入れ替えを提案した」(文中より)ことは、至極当然の流れでしょう。

このまま行くと、スルガ銀行は千載一遇のチャンスを逸するのでは、、、

明日の取締役会、注目です。

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