半年ぶりの山陰です。
昨日は思いのほか暖かく、どんよりした雲が下に降りておらず、冬の山陰には珍しい明るい日差しが注いでいました。
市内に入ってくるときに、2つの背の高い建物が目立つのですが、ともに銀行の本店です。
小高い丘の上にある国宝松江城よりも銀行の本店が高いのは如何なものかとの声も聞こえてきます。
昨今、地域金融機関の早期退職者が増えているのが、業界内で由々しき問題と言われていますが、当地も例外ではないようです。
行き先を聞いてみると、公務員もあるようですが、最近は地元企業への移籍が目立つとのこと。
地域の人材が公務員と金融機関に偏在するという(悩ましい)常識に風穴があいているようです。
金融機関関係者としては辛いところですが、事業者サイドに人材の厚みが出ることは地域経済の活性化の観点からは悪い話ではない、と思いました。
コメント
15年ほど前、東京生まれ東京育ちで温室のお花のような友人を私の実家、埼玉県某のどかな地域にお連れした時のことです。
「この辺りに住む人は、いったいどんなお仕事をしているの?会社はあるの?」
と心底不思議だという様子で質問してきたのです。
「金融機関とか、役場とか、地元のお店とか・・・」
とお答えしたのが思い出されます。
以前、島根県を訪れた時は独自の文化があると感じました。特に城下町風情や文化が美しい土地です。
私はふるさとの発展を願う時、地元で働く同級生に感謝の気持ちが沸いてきます。